東京都の山々 天地山(てんちさん) 981メートル

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参考 国土地理院web地図に作画して引用https://maps.gsi.go.jp/

   ヤマレコhttps://www.yamareco.com/


今回は、奥多摩町にある天地山を紹介します。

旧名は高岩山でした。

位置


御岳山の西、大岳山の北東、鋸山の北、にあります。

鋸山から北東に伸びる支尾根の1ピークとも、いえます。


山系


凡例 赤い斜めの線=磁北線
   赤い線=尾根
   緑色=ピーク

鋸山から愛宕神社方面に北上する尾根の、北東に分岐する支尾根上の山です。


山頂付近


凡例 紫色=岩

紫色が西と東に、山頂を囲むようにしっかりとあります。
つまりこの山は、岩山です。
登る道は、岩場です。
(全ての山は、巨大な岩の上に土がうっすらと覆っている状態です。土が少ないのは、雨風で浸食が激しいことを表しています)

山頂は、針葉樹と広葉樹の混合林になっていて、眺望はあまりよくありません。


登山ルート


凡例 黒い矢印=一般的な登山ルート

北の奥多摩駅方面から鋸山を目指す南進ルートを登ってきて、分岐点で北東にターンして進むルートと、中野付近から登るルートがあります。

海沢大橋・中野から南進ルート 3.4キロメートル(標高310→981)

鋸山山頂北の分岐点から北東ルート 0.7キロメートル(標高1082→913→981)


アップダウン状況

その1


凡例 黄色い円マーカー=目印
   ピンク色の線=傾斜がある道(太いほど急登)
   緑色の線=高低差10メートル以内の道

鋸山へ行く道から北東に分岐してからは、急な下り下りです。

黒色の棒で仕切ってある箇所がコル(鞍部)で、そこから天地山へは急登です。
極太のピンクで、かなりの急傾斜で、かつ岩場です。

迷わないよう、道の見定めが必要です。
現地の様々な色のテープに惑わされないよう、地図読みをしっかりとするべきでしょう。


その2


北から登るルートも、林道終点からはずーっと登り、しかも急登が続きます。


分岐状況

その1(南から登るルート)


凡例 黒い矢印=ルート
   ピンク色の矢印=分岐
   赤い線=尾根
   青い線=谷
   赤い点マーカー=登山者が自由に作った分岐点

奥多摩駅、愛宕神社を経て南進するルートで、鋸山に行く直前で東にターンし、鋸山登山ルートから分かれます。
この辺りは道が不明瞭なので、東に伸びる尾根に誘引されて直進してしまうひともいるようです。(その先は、行き止まりです)

この北東に下っていくルートは、かつては人がほとんど通っていなかったバリエーションルートでしたが、近年は天地山の岩場登りが知られるようになり人も多くなっています。


その2(北の中野から登るルートの登山口付近)


凡例 赤い円マーカー=他の道との分岐
   黄色い円マーカー=目印(この地図では、林道終点を示しています)

この辺りは、林道と錯綜しています。

南から北に流れる川を渡る地点は、本来は少し上流なのですが、ショートカットする人が多いようでそちらのルートを黒い矢印で示しました。

その後は林道を選択して、くねくねと歩いていきます。
林道終点から、山道に入ります。
いろいろな分岐があり、東の尾根道もそこらじゅうを登山者が歩きまわっているので、慎重に道を選んで歩きます。
ここでは登りで使う形にしていますが、多くの人は下り(愛宕神社からの天地山周回ルート)で使っているようです。


その3(北からルート続き)


その後も分岐に気をつけながら、歩きます。

なお一部の人は、この地図の最下部にある赤い点マーカー(標高854メートルくらい)から北に伸びる尾根へ分岐して登り下りしているようです。
この地点からすぐ北に岩があり、それを東から迂回しています。


その4(天地山山頂付近)


山頂付近は土が削られ岩が露出しているので、ルート選択に迷うことが多いです。
誤って東や西に行かないようにします。

地形図には山頂の東に迂回する道があると記され、この地図でもピンク色の矢印を付けていますが、実際は非常に不明瞭で道があるかどうかも分かりません。
その結果、登山者の誰ひとりも東に巻く道を歩いていません。

そもそもこの天地山経由のルートを使う人のほとんどの目的が、この岩場の山に登るということもあります。
岩場が苦手な人や道を的確に選べない人は、このルートを選択しないほうがいいでしょう。

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