東京都の山々 日の出町・青梅市 日の出山

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登山中の飲酒は中高年の秘かな楽しみになっていますが、できればやめたほうがいいです。
下山した後に一杯ひっかけてください。


参考 国土地理院地図に作画して引用https://maps.gsi.go.jp/

   ヤマレコhttps://www.yamareco.com/

今回は、東京都の日の出町にある(青梅市にもまたがっています)、日の出山を紹介します。

標高は、902メートル。

山頂からのパノラマ眺望が、素晴らしいと評判です。


日の出山の位置

凡例 ピンク色=日の出山


日の出山の姿かたち


凡例 赤い斜めの線=磁北線
   赤い線=尾根
   緑色=ピーク
   黄色い円マーカー=登山道の目印

山は、山頂付近だけでなく、そこから伸びる尾根全体も山といえます。

南東から来る金比羅・ロンデン尾根の延長線上で、麻生山を経てその終端に当たります。

また、日の出町と青梅市の境界線をなす長大な東西稜線上の山であり、西には御岳山があります。

尾根は、北東方面の御岳本町に向かって1本伸び、南に向かって途中で2本に分かれる尾根が伸び、南に出て東に向かう短い尾根が伸びています。


登山ルート


代表的なものに、5ルートがあります。

A:御岳山にケーブルで登り、そこから日の出山へ縦走

B:五日市から金比羅尾根・ロンデン尾根で縦走し、麻生山を経て日の出山へ縦走

C:日向和田方面から出発し、三室山・高峰と縦走

D:南ろくの上養沢から登る

E:ハイキングコースで登る(地図に黄色い線の一部として表示されている)


A 御岳山から日の出山へルート 2.3キロメートル(標高929→902)

アップダウン状況


凡例 ピンク色=登り(太いほど急傾斜)
   緑色=高低差10メートル以内の区間

急登箇所は、少しだけあります。

その他は、ほとんどが平坦な道や緩やかな登りです。


分岐状況

御岳山周辺


凡例 赤い円マーカー=他の道との分岐

意外と分かりにくいので、思いっきり拡大しました。

赤い円マーカーのうちの中が薄くなっている大きな円の箇所

その直前では、店が並ぶ中を東に行き、突き当りを右に曲がり、少し行った先で左に下ります。

そして直進下った先で右にヘアピンターンし、少し行ったところを左にヘアピンターンして下るというのが、この分岐です。
ジグザグの道になっています。

山中での分岐でなく町中での分岐ということで、油断して間違える人が少なくありません。
こういう箇所でのちょっとした間違いも、登山では致命的(焦ってしまい精神不安定になる)になる場合があります。


上の地図の続き


凡例 赤い点マーカー=登山者が自由に付けた分岐箇所

あとは、針葉樹林に囲まれた尾根道を進んでいくだけです。

中央やや右の赤い円マーカーの分岐

西から行く場合、3つの道の分岐となります。

思いっきり拡大図


この分岐は同時に現れるのではなく、まず右に分かれて下っていく道が現れ、それを過ぎるとすぐに同じ方向に左と右に分かれる道が現れるという、時間差の分岐になっています。
左が、山頂への道です。
右は、巻き道です。


日の出山に登る道は、大きく南に迂回して登っていくものです。
ここをショートカットしていく人もいますが、かなりの急斜面です。


B 麻生山から日の出山へルート 2.1キロメートル(標高794→902)

アップダウン状況


急登部分は、各ピークに登る前にあります。
(色を付け忘れている箇所があります、そこもやや急登の部分です)

つまり、アップダウンの繰り返しという道です。


分岐状況

その1


凡例 黄色い円マーカー=目印(ここでは、麻生山山頂と日の出山山頂)
   赤い円マーカー=他の登山道との分岐点
   赤い点マーカー=登山者が自由に歩いた結果できた分岐点
   黒い太い矢印=ルート方向
   ピンク色の矢印=登山者の自由な行動

登山者が自由に付けた踏み跡に惑わされず、道をたどっていきます。

他の登山道との分岐では、ルートの正しい方向を選択します。
他の分岐する道の方向を見定めるのが、コツです。


その2


登山者の自由な矢印は、道の中にある小ピークから伸びる他の尾根に誘引されている傾向があります。
意識しているならいいのですが、地図を持たずに選択する方向を誤っているなら問題です。


その3


小ピークの頂上に登るたびに、行く方向を選択しましょう。
ピンク色の矢印の踏み跡はそれほど多数ではないので、ルートの踏み跡に比べると明確ではありません。


その4


この辺りには道がいっぱいあり、選択に迷うことでしょう。

この黒色の矢印が、日の出山への最短ルートであり、多くの登山者が歩いている道です。

ショートカットは、極力避けてください。
なぜこのような迂回道になっているか、理由があるはずです。


C 日向和田駅からルート 6.8キロメートル(標高214→902)

アップダウン状況


植生は、針葉樹林帯です。

三室山(標高646メートル)まではずーっと登り基調です。

その後は、いくつかのピークを通過するため、アップダウンの繰り返しとなります。
ピークを巻く道も存在します。


分岐状況

その1


凡例 紫色の円マーカーと線=鉄塔と高圧線

登山口からして、3分岐からの選択です。

金比羅(琴平)神社へは、北へ迂回するルートとなっています。

鉄塔の西にある二股の道は、どちらに進んでも結局合流します。南のほうの道が、最新の情報ではよく使われているというだけです。


その2


凡例 ×=通行止め(2026年8月まで樹木伐採のため)

三室山へは、南から迂回するルートとなっています。
直登してショートカットする登山者も、いるようです。安全ならいいのですが。
南に迂回した後は、山頂に登る道と巻き道に分岐します。

北に行く道は、凡例の通りの事情になっています。


その3


すぐ南や北に林道がある箇所では、エスケープが容易ということで林道との行き来が盛んです。ただ等高線の間隔が密(急傾斜)になっています。

ピーク655(要害山)には、登る道と巻き道があります。
ピークに登った後は、北への分岐道と間違えないようにしましょう。

梅野木峠で、南北の林道と交差します。
安全にエスケープするには、この峠で選べばいいでしょう。


その4


凡例 黒い点線の矢印=これも登山道です

二股に分かれ、その先で再合流します。
ただ北側の舗装された道は施設管理目的のものなので、登山者としては南側の土の道を行くのが妥当でしょう。

ここは、南側から迂回して築瀬尾根分岐に南から登るルートが本道でした。

ショートカットして直登する道はバリエーションでしたが、近年の情報によればこの直登ルートが一般登山道として認知されている模様です。
安全性が認められたようです。

築瀬尾根分岐の南にあるその本来のルートである道の西への延長道は、その先の高峰山を巻く登山道として認知されています。


その5


ピーク755の高峰山山頂では、北に分岐する道に気をつけて通過します。

次のピーク768(通称、龍のヒゲ)については、ヤマレコでは南に巻く道を通るよう推奨されています(北側の道を選択する登山計画を自動で立てることができません)が、ピークに登る登山者が少なくありません。


D 上養沢バス停からルート 4.2キロメートル(標高353→902)

アップダウン状況


標高700メートル地点までは、登りが続きます。

その後は、なだらかな道となります。


分岐状況

その1


バス停付近。分かれる道は、もちろんあります。


その2


この黄色い円マーカーから北に分岐して、鍾乳洞を経由していくのが、本来の登山道でした。

2025年6月現在、落石の危険があるため立ち入り禁止ということです。

なお、ここから南に向かうバリエーションな道もあります。

この辺りには駐車場やトイレがあり、かつての登山口だったことを偲ばせます。


その3


本来の登山口の西440メートルのここから、山に入ります。
(直進して西に行くと、その先は七代ノ滝やロックガーデン方面です)
ここの分岐は、同じ西の方向に左(川沿い)と右に分岐するので、注意。

この谷は、奥まで進まずに途中で西の尾根に登り、その尾根を登っていきます。

西の尾根に登るときの方角はいったん南西に行き、尾根の上で北にターンするルートなので、戸惑わないように。


その4


東西に外れようとする登山者の踏み跡がありますが、気にせず進みます。

ピーク768に登り下りするときは、方角確認を間違えないように。


その5


西の谷に誘引されそうな人も、いますね。


E 日の出山ハイキングコース 旧道 3キロメートル(標高342→902)

               新道 3.2キロメートル(同上)

地図


旧道と新道があります。

旧道は、尾根を行きます。新道は、谷を行きます。


アップダウン状況


旧道は、前半急登部分を含む登りが続きます。
その後、なだらかな道となり、後半また登りとなります。

新道は、緩やかなな登りが続き、しだいに傾斜を増していきます。


分岐状況

その1


ピンク色の登山者の自由な行動が多く見られます。

右端のハイキングコースの入口を拡大すると、次の通りになります。


凡例 黒色=旧道
   橙色=新道

右端の二股の箇所が、ハイキングコース入口です。

そこから少し進むと、直進する道と、右に直角にターンする道に分岐します。
旧道は右にターンし、新道は直進します。


その2


旧道と新道の合流付近が、複雑な分岐になっています。
道が多数存在するためです。

山頂への最短経路は、上記黒色矢印になっています。

合流箇所を拡大すると


右から2つ目の赤い円マーカーが、合流箇所です。

旧道は直進してきてそのまま合流、新道は南の谷から北の尾根に登るため大きく東にターン(逆戻りになる)して、尾根の上で旧道と合流します。
合流後に、旧道を歩いてきた登山者は、右にヘアピンターンします。
合流した道は、間もなく左にヘアピンターンして、西に向かいます。

右から4つ目の、中が薄い赤色になっている大きな円マーカーの箇所が、複雑な分岐です。
西に行く3つの道があり、山頂へは北の道が最短です。

道は、南東に行く道と分かれて北にターンし、次に西に曲がる道と分かれそのまま直進し、最後に左に直角ターンします。

現地には標識がありますが、標識に頼らず自力で選択したいものです。


下山


こういう楽しみも、あります。

ただ極端に楽しみにすると、焦って下山して道迷いの原因になるので気をつけてください。


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