遭難発生2025・6・3 燧ヶ岳
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参考 国土地理院地図に作画して引用https://maps.gsi.go.jp/
このブログは、遭難事故そのものを内容としません。
遭難事故があった山を採り上げて、その山にいかに安全に登るかという内容です。
燧ヶ岳(ひうちがたけ)で、台湾の方が遭難しましたね。下山中に別行動した3人が、行方不明になったそうです。 どうやら登山道の五合目付近で無事に発見されたとのことです。
さて、燧ケ岳は、どこにある山なんでしょうか?
場所
ここです。
こんな大きな地図でも、しっかりと表記されるほどの有名な山ですね。
標高は、2356メートル。低山ではありません。
では、この燧ケ岳に今から登る計画を立てます。
その計画の中でもかなり重要な内容になるのが、登山ルートの決定と、そのルートの精査です。
どの道を行くか分からなくては、登山できませんから。
燧ケ岳の山容図
山頂はどこだ?
凡例 黄色いマーカー=山頂
赤い斜め線=磁北線
円錐型のきれいな山容なので、山頂は一目瞭然です。
これで、目標地点が明確になりました。
なお登山とは、山に登って、そして下ることをいいます。
山頂に登って、はい終了、ではありません。
山の姿かたちはどんなか?
まずは尾根1本を調べる
凡例 赤い線=尾根
北北西に伸びるこの尾根は、ふもとまで続いています。
ということは、ここを歩けそうなのかなあ?
1本目の尾根を拡大した図
凡例 紫色=岩
茶色=崖
この山の山頂は、岩です。
そしてそこから北北西に伸びる尾根を見ると、高さ30メートル級の崖の上です。これは、危ない。
その先にも、岩があります。
他の尾根も調べてみましょう。
尾根2本目を調べる
2本目の尾根は、ふもとまで行かずに途中で途切れていますね。
これでは、使えません。
その他の尾根は・・・
なんか面倒くさくなってきました。
この燧ケ岳じたいを詳細に研究する目的なら、その他の尾根も1本ずつ丁寧に見る必要があるでしょう。
しかし、今、目的は登山です。
手っ取り早く、先に進めましょう。
こういうときは、できるだけ新しい情報が掲載されている登山アプリを参考に使うと、良いです。
山頂に登る主な登山道は、どんなか?
登山道は4本あるみたい
この地形図に印字されている山頂への道が、合計4本あります。
この4本の道が、登山アプリに掲載されている最新の情報と一致します。
1:西から登ってきて、紫安グラ(標高2356メートル)に至る道
2:北東から登ってきて、俎グラ(標高2346メートル)に至る道
3:南から登ってきて、途中、東から来る道と合流し、俎グラに至る道
4:東から登ってきてミノブチ岳を経て、途中、南から来る道と合流し俎グラに至る道
それでは、順番に検討していきましょう。
1 西から登る道(見晴新道ルート)4キロメートル
目印とアップダウン状況は
凡例 黄色い円マーカー=目印となる分岐点や目安
ピンク色=登りのきつい道(極太は、急登)
尾瀬ヶ原の東端、見晴十字路付近(標高1415メートル)からスタートします。
距離4キロメートル、登山に慣れた人で4時間くらいの行程です。
途中、平坦なところはほとんどなく、ずーっと登りです。これは、ちょっと単調で過酷かな。
情報によると、ほぼほぼ樹林帯で、眺望が良くないとのこと。
さらに下が、どろどろのジュクジュクとのこと。
8合目以上になると樹林限界を超えるので、空が見えるようになるとのこと。
2 北から登る道(御池ルート)4キロメートル
目印とアップダウン状況は?
御池登山口(標高1506メートル)から山頂まで、約4キロメートル、4時間の道といわれます。
尾瀬方面への分岐から南に少し入って、急登部分に。
その後、平坦になり、そして広沢田代湿原に登る樹林帯の箇所は、再び急登に。
熊沢田代湿原に登る樹林帯も、同じく急登連続。
楽園に行くには、苦しい思いをしなければならないのです。
そして山頂までは、登り登り登り。
ラストは、急登、急登、急登。
西ルートが単調な登り一辺倒だったのに比べ、北ルートは登りあり平坦ありの変化に富むルートですね。
平坦部分である湿原での眺望が、素晴らしい!と評判です。
3 南から登る道(ナデッ窪ルート)5.2キロメートル
目印とアップダウン状況
尾瀬沼の東岸(標高1671メートル)からスタートして、尾瀬沼の北岸を歩きます。
前半2.8キロメートル。
急激なアップダウンのあまりない道です。散歩かハイキング気分のゆるり道行きです。
と思ったら、山頂までの後半2.4キロメートルは、急登、急登、急登、急登・・・。
これは、すごいです。
道は、石ゴロゴロが延々と続いています。
4 東から登る道(長英新道ルート)5.1キロメートル
目印とアップダウン状況
スタート地点は、3のナデッ窪ルートと同じ、尾瀬沼東岸。
前半2.8キロメートル。
なだらかな道が続き、登りが時々ありますが、緩やかな登りです。
後半2.3キロメートル。
登りが続きます。ところどころに急登を示す、太いピンク色もあります。
上のほうに行くと石がごろごろしていますが、ナデッ窪の急傾斜に比べるとやや緩めな傾斜といえます。
どの登山道を選ぼうかな?
個々の好みや体力に合わせて
もっとも有名で一般的な道は、4の長英新道ルートらしいです。
距離は長いけど、傾斜が他に比べて緩やかなところから選ばれています。
体力があり精神的にタフで単調さにも耐えられるなら、1の見晴新道ルートや、3のナデッ窪ルートに行けるでしょう。
変化に富んだ道や雄大な眺望を楽しむなら、2の御池ルートでしょう。
2の出発地は、バス停があるなど交通の便が良く、駐車場もあります。
ここでは2の御池ルートを選んで、ルートの詳細な状況を調べることにしましょう。
御池ルート(北から登る道)の分岐点や登山者の動向
凡例 赤い線=尾根
青い線=谷
緑の線=ピーク
黄色い円マーカー=目印
赤い円マーカー=他の登山道との分岐
赤い点マーカー=注意箇所
ピンク色の矢印=人が自由に歩きまわっている状況
人が歩きまわる目的はそれぞれで、少し外れて見に行ったり、休憩しに行ったり、お花摘みだったり、道に迷っていたり。
なかには、別の登山ルートを開発しようと意気込む人もいるでしょう。
そういう人たちの踏み跡を、ルートと間違えないようにしたいものです。
凡例 紫色=岩
登山にあたって注意するべきこと
登山一般の注意事項のほかに、この燧ヶ岳特有の事情も把握する必要があります。
例えば、冒頭に触れた遭難事故の報道内容でも分かる通り、この6月初旬のこの山は、天気が悪くなると冬と同じ気温になること、各地に雪が残っていることがあります。
幸い、近年では登山アプリへの登山記録アップや、動画投稿などで詳しく調べることができます。
自分で地図を分析するなどしてルートの詳細を調べ上げることも、容易にできます。
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