東京都の山々 鍋割山 1084メートル
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参考 地理院地図に作画して引用https://maps.gsi.go.jp/
今回は、東京都の青梅市と奥多摩町の境界にまたがる、鍋割山を紹介します。
丹沢にも同名の山があります。
東京百名山(日本ハイキング倶楽部が選定)に名を連ねています。
位置
御岳山への南西からの登山ルートの途中にある山です。
正直、マイナーな山です(笑)。
山系
南北約5キロメートルに連なる稜線の中に、あります。
登山道
1 御岳山方面から稜線を縦走してくるルート
2 大岳山方面から稜線を縦走してくるルート
3 北(鳩ノ巣駅方面)から稜線を縦走してくるルート
これは、バリエーションルートです。(歩いている人はかなり多いですが)
これは、バリエーションルートです。(歩いている人はかなり多いですが)
北からルートの状況
バリエーションルートですが、歩いている人が非常に多いので特別に紹介します。
アップダウン状況
凡例 ピンク色=傾斜のある道(太いほど急登)
緑色=高低差10メートル以内の道
緑色=高低差10メートル以内の道
元はバリエーションルートなので予想はしていましたが、やはりというところです。
急登・急下りの連続です。
今は人がたくさん歩いていますが、開発初期はこの険しさにプラス藪漕ぎ状態だったでしょう。
城山の北から南南東に分岐する、緑色の道の箇所の拡大図
緑色の道は、確かに高低差10メートル以内の道です。
しかし、その実態は。
これは等高線に沿って谷を渡っていくトラバース道です。
等高線同士の間隔が、非常に狭いですね。
等高線同士の間隔が、非常に狭いですね。
つまり登りに使う時は南から行くわけですが、左は急傾斜(この地図で測ると45度から50度くらいの傾斜)の斜面、右は急傾斜の谷底、道は人ひとり歩けるかどうかの狭さで、足を滑らせると右の谷に真っ逆さまというとても危険なルートです。
分岐状況
その1
凡例 赤い線=尾根
青い線=谷
紫の線=鉄塔電線
黒い矢印=登山道
ピンク色の矢印=登山者の自由な行動
ピンク色の矢印=登山者の自由な行動
このバリエーションルートは、北から伸びてくる尾根をたどるルートです。
城山付近は、四方に分岐する道があります。
周辺の尾根や谷に誘引されてしまう登山者が、います。
周辺の尾根や谷に誘引されてしまう登山者が、います。
城山の東にある黄色い円マーカーは、越沢(こいざわ)バットレスです。
その東に、南北に高さ60~80メートルくらいの崖マークが連なっている箇所が、越沢アルペンルートです。
体力がある人限定のルートです。
その東に、南北に高さ60~80メートルくらいの崖マークが連なっている箇所が、越沢アルペンルートです。
体力がある人限定のルートです。
その2
越沢ルートは、途中まで林道があるためかその林道やその延長線上に登山者の多くがさまざまに歩いたりしています。
南の黄色い円マーカー(大楢峠)で、いずれにしても合流します。
その3
バリエーションルートの特徴は、道が定まっていないことから、自然の道である尾根や谷に誘引されてしまうことです。
地図のピンク色の矢印の方向(このうち鍋割山から北東への分岐は、御岳山方面なので意識して選択したと思われます)は、おそらく下山に使った時に誤って入り込んだ可能性があります。
こういう誤りを防ぐには、地図の携行、GPSなどのアプリ利用はもちろん、事前の予習が不可欠です。
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