東京都の山々 あきる野市・檜原村の山々 鶴脚山・馬頭刈山・高明山
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今回は、前から気になっていた特色ある名前の山をウォッチングします。
馬頭刈山。何やら物騒な名前(笑)。まずかり、と読みます。
参考:国土地理院地図に作画して引用https://maps.gsi.go.jp/
馬頭刈山系の姿かたち
凡例 作画 赤い線=尾根
緑色=山頂
斜めの赤い直線=磁北線
この山々は、あきる野市と檜原村にすそ野が大きく広がっています。
臼杵山系の北、金比羅山系の西にあります。
なお、この北西に広がる山系も含める場合があります。
この北西に大岳山があり、そこからここに至る稜線を「馬頭刈尾根」と呼び、登山の縦走路として利用されています。
馬頭刈山系の一般登山道のアップダウン状況
緑色=平坦な道が続くところ
東の高明山に登る道は、軍道・寺岡いずれの登山口から入っても尾根道のため、傾斜の急な登りが続くものになっています。
西の千足登山口からは、普通の登りですが、谷沢を行くため滑落や転倒に注意が必要です。
稜線の上に登る直前は、急登になっています。
稜線上は、アップダウンの繰り返しになっています。
一般登山道の分岐状況
寺岡登山口から、軍道分岐へ
凡例 黄色の円マーカー=目印となる分岐点
赤色の円マーカー=他の道との分岐点
赤い点マーカー=他の道っぽいものとの分岐点
ピンク色の矢印=登山者の自由歩き
×=登山者が自由に歩くのを途中で断念した箇所
寺岡登山口は、右下の黄色い円マーカー3つの辺り。
軍道分岐は、左上へ行く道のその先にあります。
今回、赤い点マーカーを新たに加えました。
これは、普通に歩いていると気がつきません。
昔のような素足に近い状態で(地形に敏感)歩いたり、進むべき方向に迷っていたりすると、分岐が目についてしまう箇所です。
道っぽく見えるものの代表が尾根と谷で、それとの分岐が最も大事です。ここは、道を間違えるポイントでもあります。
もちろん、赤色の円マーカー箇所も、注意が必要です。
道を選び間違えると、安全に行けたとしても、予定していた場所に行くのが遅れます。
軍道登山口から、軍道分岐を経て、尾根上へ
右上の黄色の円マーカーが、軍道登山口です。
やや左の中央にある黄色の円マーカーが、軍道分岐です。
登山道は、自然の造形の集大成といえます。
ショートカットするのも良いですが、自然の恵みに感謝しつつ歩きたいものです。
高明山から、馬頭刈山、鶴脚山を経て、千足尾根分岐へ
登山者が自由に歩き回った結果、事実上道になっているものの出どころは、ピンク色の双方向の矢印で記しています。
この馬頭刈山系は、特にバリエーションルートが発達しています。
ほとんど通じてしまい道と化していて標識も散見されますが、やはり整備はまったくなく、どこが道なのかの判別は地図やコンパス、GPSなしでは難しくなっています。
それに比べ、この稜線上の道は整備されていて(多くの登山者が行き交うから)明瞭です。
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コンパスといえば、シルバ。と、それしか頭に浮かばなかったのですが。
どんなコンパスがいいか、迷ったらシルバ。
手のひらにすっぽりと収まるくらいの小さなコンパスです。
地図にこれをぴたーっとくっつけて握りしめて歩くので、小さいものが必要です。
馬頭刈山系のバリエーションルート状況
この山系では、特別にバリエーションルートを示しておきます。
現状、少ない登山者が行き交っていますが、もちろん一般登山道ではありません。
その1
凡例 赤い線=尾根(点線は、不明瞭なもの)
青い線=谷(点線は、不明瞭なもの)
紫=岩
赤いマーカー=自然の尾根や谷と行き合う箇所(多くは分岐点になっている)
南ろくの檜原村の泉沢との間を、尾根やら谷やらを利用して道でつなごうとしている登山者も、います。
意識的につなごうとしているのか、それとも迷った結果なのかは、不明です。
その中には、国土地理院の地形図に載っている道を利用している人もいますが、この地形図に印字されて載っているイコール一般道というわけでは、ありません。
地形図に記されている道の中には、廃道化したものも少なくないのです。
どのルートが一般的な道なのかの判断には、最新の情報を入手する必要があります。
地図には、どこがバリエーションルートなのかを、あえて明確に示していません。
一般道ではないからです。
アップダウン状況も示していませんが、等高線がかなり密ですね。
ピーク716を通って登る動画を、見つけました。
案の定、登りがきついですね。
ただ山頂への最短ルートです。
その2
檜原村の下元郷や檜原小学校付近から山にアプローチしようとする登山者も、います。
途中で右往左往している人もいるので、なかなか難しそうです。
その3
檜原村の千足や茅倉から、千足尾根を登って山頂にアプローチする登山者も、います。
等高線同士がかなり密なので、傾斜がかなり急です。
その4
あきる野市の寺岡から一般登山道ルートを採らずに、西の谷を登り、尾根などを伝ってその1ルートのピーク716を経て馬頭刈山をめざす、登山者もいます。
地形図に印字されている道をショートカットするなど登山者は自由に改変しているので、現地の状態を見て歩く必要があります。
その5
凡例 ×=行き止まり
紫色=岩
ピンク色矢印=ぐるぐる歩いている
あきる野市の軍道・本須・怒田畑・木和田平方面から、一般登山道を使わずに登り下りしようとする登山者も、います。
ただ多くの×が付いている通り、途中で行き止まりになって引き返したりしています。
ピンク色の矢印は、恐らく東から登っていって急登になったので巻こうとしたところ、巻く道が見つからなかったので尾根に戻ったという軌跡だと思います。
この近くには岩があり、危険です。
その6
あきる野市の神谷と高明山を結ぶ尾根を通ろうとする登山者も、います。
北の尾根の登り口・下り口は、尾根とは一致していません。
尾根はそのまま降りると、たいていは崖になり危険です。ふもと近くで、隣りの谷に下りるようにしてください。
その7
三ツ合鍾乳洞付近と鶴脚山をつなぐ尾根を通る登山者も、います。
バリエーションルートは、地図の上にはしっかりと記されていますが、現実には整備されていないためどの道なのかぱっと見では分かりません。
一部、標識が立っているところもあります。
標識など誰が立てたか分からないものに頼るのではなく、地図・コンパス・GPSなどを使ったほうがいいです。
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