遭難発生 2025・6・25 イルムケップ山 (熱中症・無事)

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参考 国土地理院web地図に作画して引用https://maps.gsi.go.jp/

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遭難発生

2025年6月25日、北海道赤平市のイルムケップ山に山菜取りに出かけた人が、熱中症で動けなくなり、無事救助されました。


イルムケップ山はどこにある?


ピンク色で塗った場所にあります。

標高864メートル。いわゆる低山に分類されます。

山名は、アイヌ語です。由来は、不明。火山です。


山の姿かたち


凡例 赤い斜め線=磁北線
   赤い線=尾根
   緑色=山頂(1つではありません)

イルムケップ山を含めた3つの主峰をいただく、火山の特徴である円形の山系です。

主尾根は、南に開いたコの字型をしています。
もとは、全体が一つの山だったのが、谷の浸食により現在の姿になったと思われます。
特に南側の谷の浸食が激しく、山体の南側を深く削っています。


登山道の姿かたち

エルム森林公園駐車場からルート 5.9キロメートル(標高372→864)


現在、登山道はこれ1本です。


アップダウン状況


登山歩道と記している地点までは、大体がなだらかな箇所で、緩やかな登りの箇所もあります。

その地点(標高603メートル)から山頂までの1キロメートルは、ずーっと登りで、急登の箇所もあります。


分岐状況

分岐はとても重要なもので、事前にどの道を選ぶか決めておき、当日その決めたとおりに選択することが大事です。

その1

凡例 黒い矢印=ルート
   ピンク色の矢印=他の登山道や踏み跡
   黄色い円マーカー=目印
   赤い円マーカー=他の道との分岐


その2

凡例 赤い点マーカー=登山者が付けた自由な踏み跡との分岐点

他に道が多数あるので、分岐点も多数発生します。


その3


標高490メートル付近の分岐点2つです。


その4


旧道登山口から北に進路を取ると、旧道に入っていきます。
最近はあまり使われていないので、笹が繁茂し道を覆っているような状況です。


その5


この黄色い円マーカーに「登山歩道」という標識が、あります。
これは今までは車通行可だったのが、ここからは車通行禁止という意味なのでしょう。


その6


旧道で登ると、北から山頂にアプローチとなります。
以上、です。


山道の姿かたち

登山だけなら、上記の情報だけでじゅうぶんです。

しかし山菜取りとなると、さらに詳細な情報が必要になります。

地形図に記されている道のほかに、尾根や谷筋などの自然の道の把握も必要です。


地元の住民のなかには「庭のよう」に思っている方もおられると思いますが、いま一度、本当にそうだろうか?と自問してください。
毎年のようにこの山では、道迷いを理由とした遭難が発生しています。

このブログの情報が参考になれば、幸いです。


凡例 黄色い円マーカー=今回の遭難者の車が発見された場所
   赤い線=尾根(点線は不明瞭を示す)
   青い線=谷(同上)

例えば、上記地図のような作画をして入山予定の区域の地形を詳細に把握する準備を行い、当日は、その地形を実際の風景と照合しながら行動する必要があります。

尾根や谷は、自然のなかに存在する道です。

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