大阪府・奈良県の山々 金剛山(1)山の姿かたちと、千早本道・伏見峠ルート・青崩ルート

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 参考 国土地理院地図に作画して引用https://maps.gsi.go.jp/

   ヤマレコhttps://www.yamareco.com/


今回は、大阪府の最高峰、金剛山を紹介します。

ただこの山の山頂は、奈良県にあります。
大阪府の最高点は、この金剛山の山頂近くにあります。


<目次>

どこにある?
  地図
  拡大図
山の姿かたち
  西ろくの尾根
  東ろくの尾根
  山頂付近のようす

登山道の姿かたち
  千早本道ルート
    アップダウン状況
    分岐点

      その1  その2  その3
  伏見峠ルート
    アップダウン状況

      拡大図その1  拡大図その2
    分岐状況
      その1  その2  その3  その4  その5
  青崩道ルート
    アップダウン状況

      全体図  一部拡大図
    分岐状況
      その1  その2  その3  その4  その5


<本編>


どこにある?

地図


凡例 黄色い円マーカー=金剛山の山頂

拡大図


千早赤阪村は、大阪府。
御所市は、奈良県。


山の姿かたち

西ろく(大阪府側)の尾根


凡例 斜めの赤い線=磁北線
   赤い線=尾根
   緑色=ピーク(南半部は省略しています)

奈良県内にある山頂から大阪府側に向かって、いくつかの尾根が伸びています。

特に北西側への尾根の広がりが大きいです。


東ろく(奈良県側)の尾根



西ろくに比べ、尾根が東西に広がる範囲が狭いのは、この金剛山地の特徴です。

この山地は、東には急傾斜で、西には緩傾斜です。

登山道の多くが西から登るようになっているのは、このためです。


山頂付近のようす



凡例 青い線=谷
   黄色い円マーカー=山頂

山頂から尾根が、その少し先までを含めると、合計10本伸びています。

この山頂は大分岐点となっていて、下山時にルートの選択を誤るケースが少なくありません。
なお登山道の分岐の多くは、この山頂からでなく、山頂の北西にある売店やトイレなどが集まっている場所付近から出ています。


登山道の姿かたち

千早本道ルート 2.3キロメートル(標高528→1077)

アップダウン状況


凡例 黄色い円マーカー=目印
   ピンク色=登り(太いほど急傾斜)
   緑色=高低差10メートル以内の道

ずーっと登りの階段道です。

登山口で千早城を経由した時は、その城跡が小山の上なので登り口が急登です。

途中平坦な箇所は、2か所、五合目直前と、山頂目前の旧道です。


分岐点

その1


凡例 黒く太い線=登山道
   黄色い円マーカー=目印
   赤い円マーカー=他の道や登山道との分岐
   ピンク色の矢印=他の道へ行く人の行動

千早城跡を通る道との合流分岐点

  2か所あります。西のほうには、北東に分岐する道もあります。


その2


五合目の直前に、他の道に行く分岐があります。

あと、整備された道で、階段で余裕があるのだから、周りの地形を見てはどうでしょうか。
この登山道が尾根の上を通っていることは、真っ先に気づくでしょう。
そしてそこから支尾根や谷が伸びていることにも。
この分岐する他の道も、支尾根です。

植生も見ましょう。
広葉樹林帯、針葉樹林帯。


その3


2種類の登山道(旧道と新道)が分かれるところでは、左の旧道を選択しています。
九合目の、楽な道と急ぐ道とでは、右の急ぐ道を選択しています。

このように道を1つ選択すると、他の道は分岐となります。


伏見峠ルート 3.8キロメートル(標高633→1077)

アップダウン状況


凡例 黒い太い線=千早本道ルート

千早本道ルートに比べると距離は長いですが、急傾斜の登り箇所がほとんどなく、快適なハイキングルートになっています。

千早本道ルートは、西ルートの一つです。
それに対し伏見峠ルートは、南ルートの一つです。

拡大図その1


余裕があるので、登山道の周りの地形を観察してみましょう。

伏見峠までの上り坂は、谷地形を利用しています。
ふつうの谷は、上に登るにしたがって険しくなり崖や滝になりますが、この谷はずーっと登りやすい状態のままという珍しいものになっています。
この谷に集まってくる小さな谷たちを見つけてください。

拡大図その2


伏見峠に上がり、次は尾根の上を北進します。
この尾根は、大阪府と奈良県の県境であり、金剛山地の稜線上になっています。
この尾根から、東西に小さな尾根や谷が伸びています。

一の鳥居付近の地形に注目してください。
ここは、東南東から来て、西北西へ行く道の途中です。
ここに来るまで少し下り坂で、ここを過ぎると少し上り坂になります。
尾根上のこういう地形のことを、コル(鞍部)と呼んでいます。

このコルは、尾根上を歩くとダウンして、またアップするという状態になります。
このコルを横断するときは、ここにアップして、越えてダウンするという状態になります。
これを横断するときは、コルは「峠」という呼び方に変わります。

先の伏見峠は、念仏坂から登るときは峠ですが、稜線上を歩く人にとってはコルになります。

葛木神社付近が、金剛山の最高地点です。
四方に尾根が分岐していることを、できれば観察してください。
歩いてきた道も、金剛山の尾根の一つです。ライブカメラのある国見台に行く道も、尾根の一つです。


分岐状況

その1


凡例 黒い矢印=このルートの山頂方向
   ピンク色の矢印=分岐する他の道
   黄色い円マーカー=目印
   赤い円マーカー=他の一般道や登山道との分岐

千早本道ルートの登山口から歩いてくる道すがらの分岐を、示しました。

妙見谷出合 ここから入っていく谷ルートは、金剛山最恐といわれるトンデモルートです。


その2


百ヶ辻

伏見峠ルートの入口です。東方向(直進)を選択すると、久留野峠に向かいます。

他の登山道との分岐が3つ

この伏見峠ルートは、初級ルートであると同時に、中級の他ルートへの入口でもあります。
この登山口を見て、金剛山に登る様々なルートに思いを馳せるのもいいでしょう。


その3


この伏見峠ルートに存在する分岐は、全て他の道との分岐なので明瞭で、選択さえ間違わなければ危険なく歩くことができます。

ちはや園地付近の道はかつては分岐がたくさんありましたが、現在は整備され1本道となって分岐も明瞭になっています。


その4


この中間にある二股の道は、国土地理院地図の古いデータによるもので、現在は1本の道として整備されています。


その5


個人的に思っているのですが、この左側にある山頂広場周辺の分岐がいちばん複雑のような気がします。
山頂から降りる方角を間違えて、別のルートを下ってしまったという話をよく聞きます。


青崩(あおげ)道ルート 3.6キロメートル(標高401→1077)

アップダウン状況

全体図


途中、平坦な箇所もありますが、ほとんどが登り、登り、登りです。

ただ丸太階段できれいに整備されているので、容易に登ることができます。

一部拡大図


階段道で余裕があるので、地形や植生を観察してみるのがいいでしょう。

尾根の上を利用した道ですが、尾根の最高点ではなくそのやや西側を通っていることに注目です。
なぜ最高点を通らないかというと、尾根の多くは先が尖っているいわゆるやせ尾根のことが多く、狭い道幅で危険だからです。

この辺りの植生は、針葉樹林となっています。
林業作業員が出入りし、ときどき伐採されている木もあります。


分岐状況

その1


凡例 黒の矢印=この道のルート方向
   ピンク色の矢印=分岐
   黄色い円マーカー=目印
   赤い円マーカー=他の登山道との分岐
   赤い点マーカー=登山者が自由に作った分岐

容易に歩けるとはいえ本格的な山道なので、分岐が多数あり、中には選択を誤るとまったく別の方角に行ってしまうものもあります。

本格的な登山の練習としては、最適な道でしょう。


その2




その3




その4


都会に近い山にありがちな、登山者がとても多いゆえの自由奔放な道が、多数あります。

セト分岐以南の、東に行こうとする(来ようとする)人の動きは、すぐ東にある谷ルートとのつながりでしょう。
また西に行こうとする人の動きもあります。


その5


そこらじゅうに十字路ができています。

いずれにしろ、比較してみてもっとも整備された道を選択すれば間違いはないでしょう。
ただ山頂近くになると、丸太階段はなくなります。道の予習が必要です。


(つづく。次回は、中級ルートの紹介)



ロープウェイは、今はやっていません。山に登るには、歩く必要があります。

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