登山準備地形図遊び2 青麻山(宮城県)(2)西側ルート

 (このブログで引用する地図は、国土地理院の地図にブログ主が作図をくわえたものです。引用方法はスクショではなく、正式の引用方法を採っています)

https://maps.gsi.go.jp/development/ichiran.html


青麻山の西側の北半部


青麻山の西側の南半部




ここは、国土地理院の地形図には、登山ルートの記載がありません。
しかし青麻山への西側からの登山者は、かなり多いようです。むしろ、東側より多いくらいです。それは、ここから西に蔵王連峰を一覧できるからです。
西側は、他のいろいろな山々に連なっていて、縦走を楽しむことができます。
また青麻山の西にあるあけら山が、実は青麻山より標高が高いこともあります。

登山ルートとしては、青麻山の西の遠白分岐点を境に、北ルート、南ルートに分かれています。
北ルートは、北原尾登山口に降ります。
南ルートは、パノラマコース登山口に降ります。
なお最近、この南ルートの西側山腹で大規模な造成が行われ、地形が一変しています。太陽光発電施設が作られるとのことです。

<西側ルート北半部>










迷いポイント13か所を出しましたが、実際は踏み跡が明確で、かなり整備されています。
曲がり角を間違えなければ、スムーズにたどり着けるでしょう。

自然の分岐点「2」は、北に谷が下り、南に尾根が分岐しています。
「3」は、両側に谷が下っている場所で、青麻山とあけら山との間の鞍部です。

「4」が、あけら山の頂上で、北に尾根がありますが不明瞭なので迷うことは少ないでしょう。

「5」は、七五六山の降り口。ここから北に分岐する尾根があるので、それをたどる登山者もいるようです。
「6」にも、北西に分岐する尾根があります。
「7」には、南に分岐する尾根がぼんやりとあります。

「8」が、遠白分岐といわれる地点で、ここから北西ルートをたどれば北原尾登山口へ、南ルートをたどればパラコース登山口に行き着きます。

「9」からは、北に分岐する尾根がありますが、途中で途切れています。

「10」の分岐点、登山通常コースは西から北に直角にターンしています。
分岐を間違えると、西に行ってしまいます。たどりつけないこともないと思いますが、皆が通っていない道なので荒れていて歩けないことが多いと思います。

「12」の自然分岐点では、北への尾根が明確なのでそこをたどる登山者もいるようです。
ここは西にたどるのが、通常ルートになっています。

「13」は、まっすぐ下ってもよさそうですが、現地の情報によると直進は登り専用ということで、南に迂回するルートをたどるようにと推奨されています。
駐車も、この見切れているマーカーエリアに停めたほうがよさそうです。


<西側ルート南半部>











ここは、所々にあるピークを次々にたどっていく縦走路ルートです。西に蔵王連峰が見渡せるパノラマルートです。
こういうルートは、ピークが目印になります。
迷いポイントを「14」から「22」まで記しましたが、登山者は多く踏み跡が明確についています。曲がる角度を間違わなければ容易にたどり着けるでしょう。

「14」から「15」は細長いピークになっていて、東西にいくつかの尾根分岐があります。

「16」もピークで、西に尾根分岐があります。

「17」のピークで、北から東に直角ターンします。西に尾根分岐があります。

「18」のピークを過ぎ、「19」地点で北東方向への尾根分岐があります。

「20」の654メートルピークと、そのすぐ南から東に尾根分岐があります。

「21」は、高倉山です。山頂は少し東に入ったところにあります。降りる方角を間違えないように。
「22」までの道はつづら折りになっています。


以上、です。
ヤマップで迷いやすい山として紹介されていますが、特に西側からの登山者が多く踏み跡は明確なようです。
東側の一部に不明確なところがあるくらいです。

(樹氷。蔵王山の樹氷は有名です)

(写真は、商用利用可能な著作権フリーの素材です)




コメント

このブログの人気の投稿

いま話題の富士山の山頂と、各ルートの地形状況

登山をしようと思った時、あなたはその山をどう思っていますか?

遭難事例の検証2 道を90度間違える