登山をしようと思った時、あなたはその山をどう思っていますか?

 最近、登山に当たり遭難する人が増えています。その人たちの多くが、地図(スマホアプリのYAMAPやヤマレコを含め)を携行していなかったり、コンパスを持っていなかったりといいます。地図を携行していても、観光パンフレットの地図や、大ざっぱな地図だったりします。登山の常識からは信じられないという事態です。
 また、地図を携行しあらかじめ地図を見て下調べをするという人の中にも、自分が上り下りするルートだけを見て他のルートをまったく調べないとか、その予定ルートがどのような特色を持っているのかをまったく調べないとか、というふうな人もいます。
 そして、これは登山をする多くの人にあてはまることだと思いますが、その登山をする目的の山のことを大ざっぱにしか理解していない人があまりにも多すぎる状況です。

 登山をする皆さんは、その目的の山に対し本当に愛着を抱いているのですか?

 その山に対し愛着を持ち自らの身体で上り下りしたいというのなら、あらかじめその山の<詳細な>特色を地形図で調べるべきだと思うのです。

 地形図は難しいので理解できないという人もいます。しかし厳しくいうと、地形図を理解できない人は登山をしてはいけません。
 登山の失敗つまり遭難は、命に関わるからです。

コメント

このブログの人気の投稿

登山準備としての地形図遊びのすすめ 1

登山準備としての地形図遊びのすすめ 2